特許明細書を中心とした実務とキャリアデザイン                〜演習付〜

技術・開発部門特許担当者のための
          特許実務基礎マスター講座

■日時 7月 4日(水) 9:30〜16:30      ■会場 弊社研修室(東京・西新宿)
   
受講料(消費税等込)1名:52,500円    同時複数申し込みの場合1名:47,250円

特許に関わることとなった技術者の方、知財部に配属された方などに
     特許明細書を中心としたマクロ&ミクロな視点を与える特別講座!

【受講対象】 ・技術者、開発者、知的財産部門に配属されたばかりの人

【修得知識】 ・技術者、開発者、特許業務を行う上で必要な特許明細書の知識

【講師の言葉】

 技術者として知財に関わる方、知財部員として研究開発のサポートをされる方の両方を、「知財専門職」と呼んでみましょう。その知財専門職における実務のベースは「特許明細書の作成」にあります。それはなぜなのか。
 これを解きほぐすことで、その大切さを実感していただく。その上で、特許明細書の書き方について、簡単な演習や『発明支援ノート』を通して、自ら掴み或いは教え方を体得する機会をご提供します。更に、知財専門職のキャリアアップにどのようなものがあるのか、について整理してみます。知財誕生に大きな役割を果たす「ブレーンストーミング」のコツや、知財専門職のキャリアアップにおいて重要と考えられる「交渉学」についても触れてみます。
 特許明細書の作成という実務が、属する組織のビジネスにどう関わるのか、自分の将来(キャリアデザイン)とどう関わるのか、といったことを考えるヒントになれば幸いです。
講 師

 的場特許事務所  所長   弁理士    
 東京工科大学 アントレプレナー専攻大学院  講師      的場 成夫 氏
                      プ ロ グ ラ ム
T. 特許明細書の三種類のゴール
  1.誕生からゴールまでとその関係者たち     2.一つ目のゴール
  3.二つ目のゴール                  4.三つ目のゴール

U.知財専門職としてのキャリアアップへのヒント
  1.傾向分析
    a.知財部という組織(縦と横、過去と未来)
    b.特許事務所の組織と企業からの評価
    c.知財専門家が陥る罠(例;職人化、官僚化)
    d.ダイナミックな転換(例;知財管理会社の設立、企業合併)
  2.対策(考えられるキャリア、資格、将来性など)
    a.弁理士         b.知財検定       c.コンプライアンス検定
    d.特許サーチャー、知財評価           e.MOT
    f.パテント・ネゴシエーター             g.大学教授などの教育者

V.パテントリエゾン活動

  1.基礎知識の伝授と職務発明制度
  2.明細書案作成のための現場テクニック(資料収集法など)
  3.特許検索
  4.国内優先権制度の活用

W.戦略的な発明創造活動(ブレーンストーミングのコツ等)
  1.発明のインキュベーションについて
  2.発明の掘り下げ、横展開について
  3.マーケティングアプローチ、シーズからのアプローチ
  4.大学の活用、公設試験場の活用
  5.発明支援ノートの紹介

X.特許明細書の書き方、教え方
  1.特許明細書とは何か
    a,特許明細書への挑戦            b.特許明細書は誰に対して書くのか
    c.特許の対象は「抽象」            d.具体/抽象 の違いについて・伝授法
    e.請求項/上位下位概念 について    f.登録制度の本質と登録要件との関係
  2.明細書の書き方(演習)
    a.企画書、商品説明書から明細書を起こす
    b.物の製造方法の発明            c.物品の構造、形状、組合せの発明
    d.ビジネスモデル的情報技術の発明

Y.パテント・ネゴシエーターへの道(交渉学の薦め)
  1.交渉学とは何か?
    a.ハーバード流交渉学について        b.win-winは幻想か?
    c.「落としどころ」を探るのが交渉か?    d.交渉相手と友達になるべきか?
    e.交渉学は実践的か?
  2.交渉の実際(項目整理、体系的&効率的な方法論)
    a.理想的な(自分勝手な)目標設定      b.交渉相手の分析
    c.目標の設定                  d.選択肢
    e.合意できなかった場合の代替案